2012年5月18日金曜日

文芸家協会の講演会に行ってきました。 by 篠沢礼子

文芸家協会の講演会に行ってきました。


当日は雨で心配しましたが沢山の方がご参加下さり
ホッと致しました。

主人は病気が進行していて手、足がかたまっているので
洋服を着せるのにとても時間がかかり大変になっています。

主人はこだわりがあって背広に、
学習院のワッペンをつけて出かけていた
元気な頃と同じ服装をしたがります。

それに、ブルターニュの帽子と坂本龍馬の靴下、
ポッケにダルタニアン人形です。

外出準備に手間取り、
会場に着いてからお手洗いと痰とりとしているうちに
30分も遅れてしまいました。
そのつなぎを文芸家協会の長尾様と
音の再生の岩木様と本間様がしていて下さったそうです。

主人の講演会は予定より大幅に遅れて始まったのにもかかわらず
殆どの方が立っていらしたのに
静かに聴いて頂き、ほんとうに感激いたしました。

「誰一人、クレーム、ブーイングなく、素直に喜んで下さったと、
改めて、会のレベルの高さを認識なさった」との、
文芸家協会の長尾様からお手紙を戴き
改めて感激致しました。

主人は当日「僕の話を真剣に聞いて下さって感激でした。」と
皆様に音の再生でお礼を言いました。

私は主人の大好きな文芸家協会に又伺えるとは考えていなかったので、
最初のご挨拶をさせていただいた瞬間に
涙が出てきてしまいました。
言葉がつまってしまいました。

お待たせ致しましたのにご清聴下さいました会員の皆々様に
心から厚くお礼申しあげます。

今でも主人は毎日執筆活動に励んでおります。

ともかく書くことを生き甲斐に療養生活を送っております。

ALSでも講演が出来るなど夢のようです。

主人に朝日新聞の記事を見て講演をご依頼くださった
文芸家協会の桐原様はじめ皆々様のご勇気に、
そして声の再生をして下さった、岩木様、本間様に
心から感謝、感謝で御座います。

ほんとうに感激の1日でした。
主人は久し振りにビールとワインを戴き、ご機嫌でした。


16日付の朝日新聞で取り上げていただきました。
デジタル朝日新聞の記事では、声の再生の動画が
お聞きいただけます。
http://www.asahi.com/national/update/0515/TKY201205150628.html



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