2011年1月25日火曜日

ALSを題材にした韓国の映画「私の愛、私のそばに」の件 BY篠沢礼子

昨日24日ALSを題材にした韓国の映画「私の愛、私のそばに」のトークショウーに主人と一緒に参加させていただきました。この映画は若いカップルがALSと闘うという映画です。ALSに侵されたジュウンという男性をジスという若い女の子が献身的に支えるという「究極の悲しく美しい愛の物語」です。いまこんなにけなげな女の人がいるか?と思うほど偉い女性です。「愛は燃え尽きるもの」と言っていますが、もさにその言葉どおり献身的に看病をしています。私も見習わなければと思いました。

主人が病気になったときの感想を聞かれましたが「死刑囚になった気持ちと返事しました。」本当に出口のない独房に入ったようで、病院が刑務所のようでした。もう外の世界との交流はないと思っていました。まさか主人とトークショウーに出かけるとは考えもしませんでした。
そしてお医者様からは呼吸器が着いたら人手は6人はいると言われました。出来なければ病院に入院となるとも、、、、そうしたら主人が「週に1度きてくれればいいから」と言うのでまた悲しくなりました。また別のお医者様は「悲惨な病気」と言っていると聞かされ絶望してしまいました。本当に残酷で救いようのない病気なのです。
でも主人は前向きで「そのときはショックだった。」と言っていますが、すぐに「古代の心で生きる」
という心境になったようです。これは古代人は自分の回りしか知らないで生きていた。これはいろいろの欲望をすて無の心で生きるということだと思います。それと「礼子の明るさが有り難い」と言ってくれているのでこれからも明るく頑張らなければと思っています。
人間は欲を持つから辛いのです。私も主人がいてくれるだけで有り難いと思えるようになりました。
「明るいはみ出し」の出版と舞台化はこれからの頑張る目標です。
ズーット主人に振り回されているのが有り難いです。

3 件のコメント:

kiyomi さんのコメント...

篠沢先生、本当に、礼子奥様は素晴らしい方ですよね。
礼子奥様のおおらかな明るさ、笑顔、そして、お気持ちをこもらせることなく、お伝えし、話し合われ、ご一緒に考える。
そうした礼子奥様のご姿勢が先生を励まし、お支えし、頑張れるのだと思います。
病院ではなく、奥様のいらっしゃる明るいご家庭で、ご家族の様々な日常を見聞きし、お過ごしできる中、これまで以上に奥様への愛もより深まったのでしょうね。
先生のためにも、お二人のためにも、どうか礼子奥様、お体を壊さないように、先生のおそばにいてください。礼子奥様は先生のパワーの源です。
お二人は本当に素敵なご夫婦と思います。
「明るいはみ出し」の舞台化が待ち遠しいです。

ちゃこのママ さんのコメント...

私たちには何気ない外出も、篠沢教授にとっては素晴らしい生きる糧になっていらっしゃるんですね。

「古代の心で生きる」という言葉に、感銘しました。
心の底辺から生まれた言葉なのだと思いました。
私自身、この言葉で今日はとても励まされました。こんな風に考える事が出来たら、何でもないのですよね。

でも、その言葉の傍には必ず『礼子奥さまが居てくれる』から篠沢教授は『古代の心で生きる』事が出来るのだと思います。

礼子奥さまも、『振り回される』事を物ともせずに前向きに考えられるところが、やはり似たものご夫婦なのですね^^♪

『私の愛、私のそばに』見てみたいと思いました。

ピアッフェ さんのコメント...

篠沢先生や奥様のように考えられるのは、本当になかなかできないことですよね。あまりに他の病気と違うことが多く、大変な病気ですから。

読売新聞のお写真と記事も拝見しました。
LTVをお使いのようですが、外出にご不便ではありませんか。アダプターチューブはもしフレックスチューブ(柔らかいゴム)でなければ、業者さんに言って変えてもらうと、ご本人も介助者も随分楽になる場合もあるようです。