2010年11月28日日曜日

著書「美しい日本語の響き」が発売されました!








「美しい日本語の響き」

~母国語を知り、外国語を学ぶためのレッスン~ 
勉誠出版より発売されました。

本書の刊行準備中、補筆校正などしている私は、
何と、のどに人工呼吸器をつけている姿である。
ALSという難病、治療方法のない病気と認定されたのだ。
私の場合は、呼吸機能に少し障害が出ているので、
人工呼吸器をつけることになった。
声が出せないのだ。
フランス語の詩の朗読に喜びを見出していたころが懐かしい。
だが、声が出せなくても心の中で、フランス語の詩を朗読し、
フランス民謡を歌っています。
声の出せるあなたは、本書を楽しんで、
母国語、外国語の音を出してみて下さい。

「あとがき」より

2010年11月23日火曜日

ワインの騎士団のこと by 篠沢秀夫

「ブルゴーニュ ワインの騎士団」は、私の生まれたころ、
1930年代にブドウの病気によって衰えたワインの景気を保つために、
名産地ブルゴーニュ地方で結成された団体で、
冗談で中世風に、役員の名は「家老」とか「奉行」になっています。

大ヒットで世界に広まり、米国には何千人も会員、「騎士」がいます。
日本支部の「騎士」は二百人に近づいています。
私が「騎士」になった1996年には九十人ほどでした。
支部から書類で入団志願をして、
合格したらブルゴーニュの本部へ行って
騎士叙任式を受けなければいけません。

おお、毎年12月に明治記念館で
「ブルゴーニュのクリスマスを楽しむ会」をやってますよ。
騎士でなくとも事前予約で参加できますよ。
男女四百人も来ます。
本部から「家老」やブルゴーニュ合唱団の男性たちも来ます。
「円卓の騎士」という歌は私も歌えるので、
毎年合唱団に誘われ、壇上へ上って、わめき歌いました。
「ここに呑み助の王ねむる」という歌詞のところで
私は床に寝転がります。家内が怒っていました。

今は私が行かれないので、皆さんが残念がっているでしょうね。 

2010年11月20日土曜日

主人の車いすについて BY篠沢礼子

主人はバッテリーや呼吸器が着けれる様に特別な車いすをケアマネさんにお願いして

作って戴きました。病院で普通使っているのとは違います。

(有)パムックTEL03-5666-4801 FAX03-5666-4802です。

お問い合わせが有りましたので公開してもいいのではと思い書きました。

とても使いやすいです。会社のかたもとても親切です。

ケアマネさんが呼吸器が着けれて、重いバッテリーが載るのをさがして下さいました。

2010年11月19日金曜日

11月30日に新しい本が刊行されます! by 篠沢秀夫

 わっ、私の新しい本が出ます。11月30日刊行です。
「美しい日本語の響き」 勉誠出版社、ウッヒッヒ、

日本語の発音を、発音記号まで示して説明してありますよ。
高校生にこの本を見せて国語の先生に質問させたら、
先生は悩んでしまいますよ。

そして、英仏独伊の四外国語の発音の、
カタカナ式と間違え易い部分について説明してあります。
習ったことのない外国語の単語をきれいに発音できますよ。
おお、国語や外国語の先生はこれを読まなくちゃね。

2010年11月18日木曜日

桜のワッペンのこと by 篠沢秀夫


この桜のワッペンは、学習院大学のマークです。
平成元年ごろに大学の広報委員になったので、
会議に出るの嫌いだから、「広報活動してやるよ」と、
大学の売店で買って来て、胸に付けました。
周りに英語で大学名が入っていますが、創立年号が1847です。

学習院創設は明治十年、1877年ですし、

外出の際は このように
いつも付けています
新制大学発足は戦後の昭和二十四年、
1949年ですよね。
何とこの年は、京都御所に公家学問所が出来て、
孝明天皇が学習院という名を賜った年なのです。
その校名を書いた孝明天皇直筆の額は
今も学習院にあるそうです。 
このワッペンをデザインした人偉い。
飛行機の中でアメリカ人がこれを見て
「オールド・ユニヴァーシティ!」と感心していました。
ところが、クン、近年売っているこのワッペンには、
年号が1949年と昭和二十四年になっていました。

ぼくは古いのを付けています。                                                    

2010年11月13日土曜日

コンビビ会のこと by 篠沢秀夫

コンビビ会とは、

篠沢夫婦リーダーのフランス地方旅行ツアーのお仲間や、
高梨家の上花輪歴史館へ行って、後で
イタ飯屋コメスタで飲み食い騒ぐ知り合いのことです。

コンとはラテン系の昔からの接頭語で「共に」の意味、
ビビは「生きる」の意味の語の一部です。

近年フランスで「コンヴィヴィアリテ」、
「共に生きることを楽しむこと」という語が出来ています。
それを踏まえています。
前からある語「コンヴィヴ」は、ただ、食堂などの「相客」の意味。

コンビニではありませんよ。

コンビビ会バンザーイ。

2010年11月6日土曜日

帽子のこと by 篠沢秀夫

この黒い帽子はブルターニュの船員帽で、儀式用です。
パリに唯一つあるブルターニュ用品店で買いました。
でもね、今はもう裏の布がはがれてしまって、確認できませんが、
確かドイツ製なんですよ。

ドイツ旅行に行ったら、同じ帽子の人に出会って、敬礼を交わしましたよ。


川口有美子さんの受賞パーティーにて、長山藍子さんと
(於:帝国ホテル)
パーティーの様子は7月19日のブログへどうぞ。

2010年11月3日水曜日

都知事との面会の続き BY篠沢礼子

先月10月29日に石原都知事とお会いしたとき、都知事は主人がALSということにビックリなさった様子で、「最初はどうだったか?」とか「奥さんに頭が上がらないでしょう」とかご親切にいろいろ話して下さいました。友人の徳田虎雄様がALSでいらっしゃるとも言っておいででした。
「徳田様は4人の看護婦さんに囲まれているからいいが」とも言ってらっしゃいました。
治療法が見つかればいいが、というようなことも言っておいででした。
ともかく難しい病気であることはご存じでした。

主人は「いろいろ都からお世話になってありがとうございます。今後もよろしく。」と筆談で挨拶させていただきました。そして面談ごの感想は「都庁の中に入ったのは初めて。天井の高さに感激。
石原知事はやさしいかたで、お会いできてうれしかった。」でした。

ALSについて理解を深めて戴ければ有難いです。
川口様の「逝かない身体」と主人の「命尽くるとも」の本をお読み戴きたく思いました。